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山口県美祢市美東町から観光・イベント情報と、地域振興に携わる人々の応援を    全国に発信しています
ポノールを見に行こう
土日に降った雨も落ち着き、今日は暖かく良い天候でした。
さて、降った雨は一体どこへ流れていくのでしょう。
大半は山を滑り川に集まり、海へ湖へと流れていきます。
ですがここ、秋吉台周辺には特異な環境があります。
秋吉台の「帰り水」や、美東町碇地区の「一時湖」など
珍しい水の流れを見ることが出来ます。
この二つは共に地下水の逆流によっておきる現象ですが、
今日は反対の吸込み現象の名所『犬ヶ森ポノール』を紹介しましょう。

現地の説明板から引用させて頂くと、
  ポノールとは、地上に降った雨水を地下の水面まで吸い込む
  深い井戸のような竪穴のことです。ポノールには四季を通じて
  その機能をはたすものと、雨季の時だけその機能をはたす
  ものとがあり、犬ヶ森ポノールは後者の代表的なものです。
  ここに吸い込まれる水は、ここより2km離れた景清洞より吐き出さ
  れるもので、ほぼ垂直に地下40mあたりまで吸い込んでいます。

それでは、溯って上流から行きましょう。
「景清洞」を貫通
ご存知のように「景清洞」は全長は1.5kmで猪出台を貫通し、
三角田洞に抜ける、全国的にも珍しい貫通洞です。三角田洞は猪出台の
北麓の三角田ポリエに開口し、そこから水が流入してきます。
「景清穴」
「景清洞」は学術的には「景清穴」と呼ばれる方が多く、
猪出台を貫通している「穴」であることが、水の流れで実感できます。
水の多い日の洞窟内は、より自然に近い姿を見せます。
「涸れ川」に水が流れる
景清洞から流れた地下水は、佐山ポリエを流れ、大正洞に向かいます。
佐山ポリエの中を蛇行している川は、大雨の後だけ水が流れますが、
普段は水が流れていません。この川は「涸れ川」と呼ばれています。
『犬ヶ森ポノール』へ流れる三角田川
「大正洞」の料金所から入ってすぐ、小道の左側に開口する竪穴です。
『犬ヶ森の穴 』とも呼ばれ、増水時には三角田川の流れが
この穴に落ちて行きます。
『犬ヶ森ポノール』全景・水の流れ
「景清洞」を抜けてきた地下水は、佐山ポリエを流れ、
この『犬ヶ森ポノール』で、再び地下に姿を消します。
なんとも神秘的な現象です。
地下40mあたりまで吸い込んでいく
↑ほぼ垂直に地下40mあたりまで吸い込んでいく部分です。
この水は再び地下水となり、色素追跡によって「龍元洞」に流れ出て
いることが確認されているそうです。
普段、水が流れていない時の『犬ヶ森ポノール』
↑普段、水が流れていない時の『犬ヶ森ポノール』です。
直接地下への開口部が見えないので怖さはありませんが、
柵は水がなくても越えないで下さい。危ないです。

全国的に有名な秋吉台や洞窟群ですが、まだまだ普段見る事の
出来ない見所が数多くあります。ただ一回見て終わりではなく、
季節や天候の条件によって、限られた自然の神秘に出逢う事もあります。
「せっかく秋吉台に来たのに、雨に降られて行く所がない。」と嘆かず、
『犬ヶ森ポノール』を、ぜひ見に来て欲しいと思います。
地図リンクはこちらを↓(犬ヶ森ポノール)
  Mapion
関心のある方はこちらを↓
  □ 秋吉台科学博物館
  □ AEM :秋吉台エコ・ミュージアム
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テーマ:山口県 - ジャンル:地域情報