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山口県美祢市美東町から観光・イベント情報と、地域振興に携わる人々の応援を    全国に発信しています
炭鉱×アート バスツアー
10月1日に観光庁が設立され、国際観光政策や観光地域振興を強化
しようとする動きが高まってきました。
以前のような、「待っていれば客が来る」的な観光は過去の栄光でしか
ありません。全国的な「エコ・ツアー」の拡大や、独自路線の観光客誘致
など、全国的に今も模索が続いています。世界文化遺産の登録を目指し、
新たな観光客の獲得にも力が入ります。(躍起になっている姿を見ると、
本来の目的から逸脱している気もしますが・・・)
また、自然環境・文化遺産・体験学習などと、少し違った観点から観光客を
誘致しようとする動きもあります。
今日はそんな「産業観光」について紹介しましょう。

地元の工場や産業遺跡を観光資源に生かそうと、宇部、山陽小野田、
美祢市で7月から本格的に「産業観光ツアー」が始まりました。
ツアーを主催するのは(社)宇部観光コンベンション協会にある「宇部・
美祢・山陽小野田産業観光推進協議会」で、この協議会のモットーが
「CSRツーリズム」です。
■CSRツーリズムとは?
  “CSR”とはCorporate Social Responsibilityの頭文字をとった表現で、
  日本語では「企業の社会的責任」と一般的に言われます。
  当協議会は、産業観光という視点から、「産業」と「環境」、「生活」が
  一体となって進化発展し、持続可能な「共存共栄」の社会を実現して
  いくために「共生の心を学ぶ」ツアーづくりを目指しています。

具体的なツアーの内容は末尾のリンク先を参照して欲しいと思いますが、
「秋吉石灰岩コンビナートを巡る」や「食を担う者の誇りと責任(美祢編)」
など、美祢・美東地域に関するものもあります。

ひとつのツアーを紹介しましょう。
川俣正+コールマイン研究室/炭鉱×アート フィールド・トリップ 美祢-宇部
美術家・川俣正氏と山口に残る石炭の命脈を訪ねて巡るバスツアーです。
■「炭鉱×アート バスツアー」
 川俣正+コールマイン研究室/炭鉱×アート 
 フィールド・トリップ 美祢-宇部
  日時:平成20年10月18日(土) 10:00~17:30
  料金:3,500円(バス、昼食、資料、保険代を含む)
  募集定員:40名
  申込締切日:平成20年10月15日(水)
  申込・問合せ:秋吉台国際芸術村
  主催:山口県文化振興財団 秋吉台国際芸術村
  後援:山口県、山口県教育委員会、美祢市、美祢市教育委員会
  助成:財団法人地域創造
  協力:宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会、ときわミュージアム
  旅行主催:宇部市交通局(山口県知事登録国内旅行業第2-38号)
  企画・問合せ・申込:秋吉台国際芸術村


この企画・主催は「秋吉台国際芸術村」です。
内容は、秋吉台国際芸術村でアーティスト・トークの後、
  1).大嶺炭田エリア(麦川)
  2).山頭火句碑「炭車が空を…」
  3).宇部興産専用道路:石炭の道を通って宇部へ
  4).沖の山電車竪坑櫓、コールセンター:炭坑のシンボルと石炭の今
  5).旧宇部銀行(村野藤吾設計)
  6).宇部石炭記念館
  7).萩原守衛「坑夫」像の前で記念撮影

かつて隆盛を極めた炭鉱町の現在を、アーティスト川俣正とともに歩き、
アートの視点で町を観るフィールドワーク型アートバスツアーです。
「炭鉱×アート バスツアー」については、HPに解説がありました。
  北海道、九州、韓国、ドイツ、様々な土地で炭鉱の街を視続けてきた
  アーティストと山口に残る石炭の命脈を訪ね歩く。
  移ろいゆく街や社会をそして人を、アーティストはどのようにみるのか。
  そしてあなたは山の緑と街の佇まいに、今は昔の炭鉱のものがたりを
  思い描くことができるだろうか。


このツアーは主催が秋吉台国際芸術村ということもあって、少し特殊な
ケースのように思えますが、本来の産業観光ツアーは結構苦戦を強い
られているようです。
  地元の工場や産業遺跡を観光資源に生かそうと、宇部、山陽小野田、
  美祢市で7月から本格的に始まった産業観光ツアー。
  10月までに計24種類48回のバスツアーを企画していたが、「産業観光」
  という言葉自体が一般の人にはなじみがないせいか、7月は14回のうち
  8回、8月は13回中6回が人数不足で中止。関係者らはツアーの魅力を
  伝えようと、9、10月に向け地道なPRを続けている。
  ツアーを主催する宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会事務局
  によると、7月初めはPTA、企業などの団体が研修で参加したこともあり
  定員の20人近くまで集まっていた。
  だが、個人客だけとなると、約半分のツアーが最少催行人数の12人に
  満たず、実施を見送る結果となった。
  同協議会は、ダイレクトメール、旅行代理店のホームページ、新聞・
  テレビなどを通じて市内外にツアーをPR。各種団体の会合でも参加を
  呼び掛けた。事務局は、「あらゆる方法でPRしてきたが現実は厳しい」
  と頭を悩ませている。
  ツアーはいずれも日帰りで各5,300~5,980円。
  「単なる工場見学には終わらせない」と、回ごとに石炭、セメント、
  ガラス、窯業などテーマを設定。地域の歴史・文化に熟知した企業OB、
  郷土史家らがガイドを務め、地元の工場や産業関係の遺構を訪れ、
  歴史的背景が分かる内容にしている。
             引用:山口新聞/ニュース2008年8月26日(火)掲載

9月上旬の新聞・テレビのニュースでは、産業観光ツアーをPRしようと
「ツーリズムかるた」も作製されたようです。

「秋吉台エコ・ツアー」同様、「産業観光ツアー」は一般に浸透・馴染むまで
少し時間を要するかも知れません。
ですが、行っている内容は高く評価されるべき事柄だと私は思っています。
  「単なる工場見学には終わらせない
今後のPRがうまくいくことを願っています。
関連リンクはこちらを↓
  □ CSRツーリズム 宇部・美祢・山陽小野田 産業観光ガイド
  □ CSRツーリズム > 炭鉱×アート フィールド・トリップ美祢・宇部
  □ 秋吉台国際芸術村HP
  □ 秋吉台国際芸術村 > 川俣正+コールマイン研究室/炭鉱×アート
  □ 西日本新聞 > 山口> 2008/09/10 ツーリズムかるた作製
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テーマ:山口県 - ジャンル:地域情報