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山口県美祢市美東町から観光・イベント情報と、地域振興に携わる人々の応援を    全国に発信しています
自然との共存は難しい・・
「石見銀山」が逆転登録、「オマーンの動物保護区」が初の登録取り消し。
と、何かと『世界遺産』に関して動きがあるようです。
まぁ私的には遠くの「世界遺産」より、近くの「ラムサール条約登録」の方に
気を惹かれますが・・。ともあれ「石見銀山」、登録おめでとうございます。

皆さんがご存知の通り、秋吉台の表面上には川はありません。降った
雨は全て地下へ吸い込まれて行き、複雑な地下水系を流れて行きます。
地下の川の部分が、実は洞窟で秋芳洞などのような洞窟には大量の
地下水が流れています。こうした洞窟の中には目の退化した特殊な
生物が住んでいます。秋吉台の地下水系は地下地形としても、目のない
生物の棲む場所としてもとても大事です。そうした稀少性から、563haが
平成17年11月8日に、「ラムサール条約湿地」登録されました。
「ラムサール条約湿地」登録
登録されたことは喜ばしい事ですが、維持していく事の難しさはあります。
平成18年8月に、秋芳洞内を流れる川に「泡」が浮かび始めました。
採取して調べたところ、洗剤の成分である界面活性剤が
検出されたそうです。
「どこから?」という疑問と共に、「ラムサール条約湿地」登録されている
地下水系に、生活排水が流入している事実はかなりのショックでした。
秋吉台の地下水の流れ
秋芳洞の上には宿泊施設などがあり、支管を含め総延長約1.7kmの
下水管が埋設されているそうです。
破損や腐食の有無を調べた結果、生活排水の漏れが危惧される箇所が
計18あったとの報道発表が最近ありました。
このうち3箇所は、漏水が特に危惧されるそうです。管の破損やひび割れ、
コンクリート製の会所枡部分にも隙間が生じているそうです。

早急に対処を講じるそうですが、完全解決に至るかは難しいでしょう。
「水質が改善されない場合は国や県、同じ広域圏の美東町に働きかけて
対策を講じる。」と、秋芳町町長は言われていますが、相手が埋設されて
いる排水管であり、縦横無尽に流れる水であるため困難を極めそうです。
観光洞窟の照明による生態系の破壊とか、いろいろ取り沙汰されて
いますが、人の手が加わった時点で自然に影響を及ぼし始めます。
世界遺産もそうですが、自然との共存をぜひ考えていきたいモノです。
関心のある方はこちらを↓
  □ 外務省 > ラムサール条約 > 我が国のラムサール条約湿地一覧
  □ ラムネット - RAM-NET
  □ 美東町観光課HP > ラムサール条約登録
  □ みとう情報ナビ > 2007/01/16 ラムサール登録一周年
ラムサール条約用ポスター(英語版)
今回の記事で紹介した写真は、「秋吉台科学博物館」HPから引用させて
頂きました。(勝手にすみません。)関心のある方はこちらを↓
  □ 秋吉台科学博物館(Akiyoshi-dai Museum of Natural History)
  □ 秋吉台科学博物館 > 秋吉台の研究 > 地下水の流れ
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テーマ:山口県 - ジャンル:地域情報

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