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山口県美祢市美東町から観光・イベント情報と、地域振興に携わる人々の応援を    全国に発信しています
公共交通機関の不便性を実感
先日、美祢市役所に行ってきました。
本来なら車で約30分のところ、この日は車が使えない事情があって、
公共交通機関を使っての移動となりました。

美東地域には南北に走る防長交通と、秋吉~山口駅を結ぶJRバスが運行
しています。まずは最寄りのバス停から大田中央まで防長バスでの移動
です。十数年ぶりに地元の路線バスに乗りましたが、便数が少ないことに
改めて驚きました。以前はもっとあったような・・・。
防長バス
黄金色に色付く麦畑や、田植えを終えた風景を横目に見ながら約15分。
大田中央に着きました。ここでJRバスに乗り換えです。山口駅と秋吉を結
ぶ便数も少なく、一日に10便しかありません。その内、美祢駅まで行くのは
朝1便、夕方1便の2便だけです。今回は乗り換えの待ち時間が5分でした
ので良かったですが、時間帯によっては1時間以上待つ場合もあります。
美祢までの直行便がない時間帯でしたので、まずは秋芳洞まで行きます。
JRバス
所要時間は10分。360円でした。ここから美祢に行くにはサンデン交通を
利用します。ですが、下関~秋芳洞線は一日に8本しかありません。
ここでの待ち時間は58分でした。

余りに暇なので、秋芳洞商店街を往復しましたが、閑散としています。
そこそこお客さんの姿はありましたが、平日の小雨模様に加え、シャッター
を下ろしている店が意外と多いので、閑散としている印象を受けます。
何より商店街が歯抜けになっていて、目的地(秋芳洞)と駐車場とを足早に
急ぐ人にはアピールが不足しています。似たり寄ったりのお店に独自性を
持たせるとか、明るいイメージを持たせる(昔ながらの暗いお店が多い)
とか、今以上に一工夫しないとリピーターは望めない感じです。
なんだかんだと勝手な想像を膨らませながら、待ち時間を過ごしました。
サンデン交通
サンデン交通で美祢までは約25分。600円です。
車でなら約30分のところ、結局この日は乗り換えの待ち時間を含めて
2時間近くかかったことになります。少々疲れました・・・。

美祢市内の公共交通機関は、観光客にとってみても、車を利用できない
市民にとっても非常に不便であることを、実際に乗ってみて実感しました。
  美祢市は旧市町区域毎に整備された公共交通体系を継続しています。
  しかし、公共交通基盤が貧弱であることから、少子高齢化の進展に
  つれて、自家用車を運転できない人達の生活利便性が低下している
  ほか、年間60万人の集客数を誇る秋吉台・秋芳洞へのアクセス手段を
  自家用車に頼らざるを得ず、観光客数は減少傾向にあります。

    出典:美祢市総合政策部地域情報課>美祢市地域公共交通協議会
更に、対策としてこう続きます。
  交通網中における生活交通体系は、JR美祢線と、防長交通、サンデン
  交通、船木鉄道、ブルーライン交通、宇部市交通局、中国JRバスの
  6事業者による72系統の生活バス路線が運行しており、通勤・通学・
  通院など、交通弱者にとっては生活に密着した重要な交通手段と
  なっています。また、学校・公立病院・福祉施設への無料送迎バス、
  障害者の経済負担を軽減させるタクシーチケット制度など、地域公共
  交通の対策について合併前の枠組みで継承しています。

現在美祢市では、平成21年3月13日から『美祢市地域公共交通総合
連携計画 』を公表しています。これは、移動利便性の向上のため、
美祢市地域公共交通協議会で検討されているものが反映されています。
デマンドタクシーの活用や、平成11年に運行開始をしたコミュニティバス
あんもないと号)の範囲拡張など、色々と画策されているようですが、
やはり時間がかかりそうです。
あんもないと号
市内の観光地を活性化・連携化させることにも影響がありますが、高齢者
の多い地区では病院に行くことでさえ、不便を強いられます。
例えば美東地域から美祢市立病院に行くのに、2時間以上かかるのでは
やはり大きな問題です。

こうした問題は美祢市に限ったことではなく、全国各地で起きています。
簡単な解決策はありませんが、早期改善を期待しています。
関連リンクはこちらを↓
  □ 防長交通株式会社(防長バス)
  □ 中国ジェイアールバス株式会社(JRバス)
  □ サンデン交通株式会社(サンデンバス)
  □ 船木鉄道株式会社(船鉄バス・あんもないと号)

今回掲載した写真は色々なWebサイトからお借りしました。
実際にその路線を運行している型式ではない車輌もありますが、
イメージとして掲載させて頂きました。ありがとうございました。
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テーマ:山口県 - ジャンル:地域情報

コメント
この記事へのコメント
市内のバス体系
mitounaviさん、こんばんは。

美祢市内のバスがもっと便利にならないか、
というのは以前考えてみたことがあるんですが、
バスが利用されうる絶対的な核の不存在や、
循環しやすいルート構造にはなっていない地理的条件などから、
なかなか困難だなぁと思いました。
市内にターミナル駅でも位置していれば、観光客と地元民兼用で、
効率的かつ便利なバス運用ができるんでしょうけど。
2009/05/28(木) 00:20:27 | URL | H2 #c8dTRiQ2[ 編集]
あんもないと号
H2さん、こんにちは。
バスの便数が増えれば乗降客も増えるでしょうし、観光客も含めた
利用者が増えれば必然的にバスの便数も増えると思います。
ただ、これは「卵が先か、鶏が先か」の論議と同じですね。
キッカケになる事柄や、H2さんがおっしゃる様に中央ターミナル等が
なければ、革新的な変化は起きないでしょう。
民間のバス会社に「採算度外視で便数を増やせ。」と迫るのも酷ですし、
やはり、「あんもないと号」のようなコミュニティバスを市内全域に走らせる
以外ないと思います。財政難なのがネックですが・・・。
2009/05/28(木) 09:21:12 | URL | mitounavi #1fyRUhE.[ 編集]
そもそも路線人口が...
うーん、たぶん違うんじゃないですかね。
不便だから利用者が少ないのではなくて、
たとえ便利なだけの運用をしても、
それを支えるほどの利用者の前提となる路線人口がそもそもいないんですよ。
同じような人口の市でも、
一本道とか循環的な道を軸にコンパクトにまとまっているところなら成り立つんでしょうけども。
しかし地理条件は如何ともしがたいですし。

今でも、美祢市の補助で維持されてる民間バス路線も少なくないですし、
税金による運用を前提としてコミュニティバスを走らせるかどうか、
という判断の如何だけかと。

あと、美東病院や一部の個人医院、幼稚園などでは
自前の送迎バスや送迎サービスがあったりして、
かなり便利に利用されてはいるようですね。
2009/05/28(木) 22:11:55 | URL | H2 #c8dTRiQ2[ 編集]
自前の送迎バスをコミュニティバスに
路線人口は簡単に増えないですし地理的条件も解決しようがないですね。
自前の送迎バスを利用したことがないので分かりませんが、たまに見かけ
ると空席が多い便(時間帯によって)もあります。目的が限られているので
利用者が少ないのでしょうが、誰でも気軽に使えると良いのですが。
2009/05/29(金) 09:24:16 | URL | mitounavi #1fyRUhE.[ 編集]
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